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ビジネスシーンからプライベートまで活用できるロジカルシンキングのコツをご紹介!

社会人なら身に着けておきたい「ロジカルシンキング」とは

ここ最近ビジネスもののハウツーでよく見かけるのが「ロジカルシンキング」という思考方法です。

「ロジカルシンキング」というのはそのまま訳すと「論理的思考法」というもので、何か問題に直面したり達成しなくてはいけない目標があるときに、どういった手順でどういうふうに解決をしていくことが望ましいかということを、論を積み重ねることによって導き出していきます。

ロジカルシンキング的な思考法というのは理系の実験分野などではごく当たり前に行われていることですが、ずっと文系で高校~大学へと進学した人にとってはあまりなじみのないものであったりします。

ロジカルシンキングを身に着けると、仕事だけでなくプライベートや趣味などたくさんの分野で応用して正しい思考で最善の方法を導き出すことができるようになります。

難しそうに思えるかもしれませんが意識して練習をしていくことで誰でも身に着けることができるのでぜひ簡単な練習から始めてみてください。

ロジカルシンキングの簡単な練習方法

ロジカルシンキングの考え方の基本は「帰納法」と「演繹法」です。

この二つは高校の歴史や数学などで登場するものですが、正直受験が終わってから数学から離れているとどんなものだったかよく覚えていないという人がほとんどではないかと思います。

簡単に言うと、演繹法というのは既にある一定のルールを現実として目の前にあるサンプルにあてはめて判断するという方法、帰納法とは目の前にあるいくつかの事例をまとめあげることにより一つのルールを発見するという方法です。

ただ実際にはこの演繹法と帰納法は完全に分離した考え方ではなく、現実問題においては二つを同時平行的に使わなくてはいけないことがたくさんあります。

ですので最初はあまり自分のものの考え方を~法といった名前で分類するのではなく、純粋な思考法として基本だけ理解しておくようにして準備しましょう。

例えばこれから上司に報告をしなくてはいけない担当業務があるとします。

その時現状として存在している事実が以下のものだったとします。

・売り上げは前年度同月よりもやや落ちてしまった
・昨年よりも今年は猛暑だった
・客数自体は前年度よりも上がっている
・新規顧客よりもリピーターの方が多く利用していた

この場合、どういった内容で報告をまとめどんな順番で説明をするでしょうか。

例えば売り上げが落ちていたのに客数が増えていたということは、客単価が下がっているということが導き出されます。

次に新規よりもリピーターが多いということは安い価格として周辺に認知されてきているということでもあります。

ただしそれは商品の特性上猛暑であったということが有利に働いたということも考えられます。

こうした一つの条件から理由を推測して結論を出すということを行っていくということがロジカルシンキングの基本です。

手軽にロジカルシンキングを体験するなら推理ものがおすすめ

練習問題ということならもっと手軽で楽しく始めることができるのが推理小説です。

有名な刑事ものの物語などを見ていくと、細かい証拠を集めることから一つの結論を導き出すというロジカルシンキングの思考方法が多くの場所で見られます。

ただ最近は推理ものといっても人の心理や感情を読むといった文系的なものも多いので、できれば理系の学校や職業出身の人が書いたものを選ぶ方がよいかもしれません。

読者としてではなくどういった思考法が使われているかということに注意して読み込むだけでもかなり思考法の勉強になります。