新しく何かを取り入れたいときどうしてる?スキルを2倍速く吸収する方法とは!
人は本来保守的な生き物です
人間も動物の一種であるため、本能からは逃れられないという宿命を持っています。
動物の本能の中でも最も大きいのは「生存欲求」という自分の命を守りたいという気持ちであるため、どうしてもいつもと同じ安定感を求めたいという感情を心の奥に持つことになってしまいます。
特に高齢者になるとその傾向が強くなってしまい、よくない意味で保守的になってしまうという人も多くいます。
安定や安全を求めたいという気持ちは当然ですし、自ら危険を呼び込むやり方は決して賢いとは言えません。
しかしだからといって全く新しいことはせず、過去にしてきたことだけを繰り返し行っているという内向きな考え方をしていては、会社としての成長も個人としての成長も期待することはできないでしょう。
変化を嫌う人にありがちなのが「今まで大丈夫だったんだから、これからも大丈夫だろう」というある意味楽観的な観測です。
確かに昨日まであった景色が明日にはがらりと変わってしまうということはないかもしれません。
ですが今日大丈夫だったものが10年後にも大丈夫なままであるという保証は実はどこにもないのです。
ある意味変化を嫌うようになってきたらその瞬間が自らの老化の始まりであるというくらいの気持ちは持っておきたいところです。
誰もが新しいものには恐怖を感じるもの
新しいものが突然目の前に登場してきたときには、誰でも少なからず戸惑いますし警戒をすることになります。
例えばある日突然に見たこともないような肌の色や髪の色をした人間が、まったく知らない言語で話しかけてきたらどうでしょうか?
仮に相手が好意的そうな態度をしていても、ほとんどの人は身構えて警戒するか、逃げ出すかといった行動をとることでしょう。
新しいものを目の前にしたときに柔軟に対処することができるかどうかは、普段から好奇心を持って行動をしているかどうかが関係してきます。
新しいものを拒絶する心の要素は「失敗したくない」「不安になりたくない」「思い通りにならないのが嫌」といった気持ちです。
これは過去の自分の考えや価値観を壊されたくないという臆病さからくるものであり、それをどう自分の中で捨てられるかが新しいものを取り入れるときの重要な気持ちとなってきます。
新しいものに対して感じる恐れをそのまま期待にすることができれば、おのずと自然な形で自分の中に吸収されてきます。
他人と比較するのではなく自分の気持ちを大切に
もう一つ新しいものを取り入れるときに大きな障害になるのが「他人の目」です。
例えばそれまでやって来なかった「絵画」という趣味をはじめるとします。
初めて足を踏み入れた絵画教室では、先に習っている生徒さんもたくさんいますし、中には自分よりもずっと年下なのにものすごくうまく絵を描いている人もいたりします。
そこで「自分の絵を笑われたくない」「他の人よりも下手だという劣等感を味わいたくない」という気持ちが強くなると、思い切って描くことができませんし、まして周囲にもっとうまく書く方法を聞くことができなくなってしまいます。
新しいことを始めるのは他人のためではありません。
自分を成長させるためなのだという割り切りを持つことが、最も素早くスキルを吸収するための方法となります。